免疫リンパ球療法(同種白血球輸注療法)
免疫療法の歴史
(History of Immunotherapy)
文献に見られるがんの免疫療法は100年以上も前から試みられていて諸説ありますが、1796年のE.Jennerによる牛痘ワクチンを用いた天然痘の予防に始まり、L.Pasteurの炭疽の死菌による治療によって、生体のもつ免疫反応が病気の予防、治療に対する大きな武器となることが証明されました。
ただし、これらの療法は、体内に侵入する病原微生物が対象であり、1900年前後までは悪性腫瘍もなんらかの病原体(細菌・ウイルス)によって引き起こされる、という考えに基づいて、悪性腫瘍は病原体による感染病予防や治療と同じように処置されていました。
ただし、これらの療法は、体内に侵入する病原微生物が対象であり、1900年前後までは悪性腫瘍もなんらかの病原体(細菌・ウイルス)によって引き起こされる、という考えに基づいて、悪性腫瘍は病原体による感染病予防や治療と同じように処置されていました。
原初のがん免疫療法
19世紀末の免疫療法は、予防を目的としたワクチン療法が主流でした。
患者から摘出したがんから抗血清を作成し患者に注射する方法が試されましたが、ほとんど効果が得られませんでした。
20世紀初頭になると、がん細胞を患者自身の皮下に移植し、生体の抗がん免疫反応を惹起する方法が試み始めました。
この療法も効果は少なかったようですが、再発期間の延長や延命に有効であったという報告がなされています。
一方で、BCGによる結核予防と治療は1920年代に始まり、その接種を受けた方々にがんの発生が少ないこと、免疫力が増強することが明らかとなり、BCGはがんの治療にも応用されるようになりました。このBCG(の成分)を用いたがんの治療は、今日でも免疫(化学)療法の一つとして引き継がれています。
このような流れの中で、がん患者の多くは、処置を受けることなく死に至りましたが、白血病、悪性黒色腫などの患者に、がんが自然退縮する症例がありました。
当時、がん細胞を攻撃する細胞の多くがリンパ球であることが明らかになっていたことから、自然退縮(治癒)した患者から白血球を採取して、がん患者に輸注する療法が試され、大きな効果が得られたようです。
しかし、残念ながら自然退縮した患者の絶対数が少なかったことなどからこの療法は研究段階で終わりましたが、生体に備わる抗がん免疫能力を発見するきっかけにはなりました。
他方で、抗生剤が使われる以前は、(重症の)感染症患者に、健康人(同種)の末梢白血球を輸注する療法が広く行われていました。
これらの患者の中には、がんを患っていた人もあり、この処置によって、がんが退縮した症例も報告されました。
このような症例を踏まえて、健康人の白血球をがんの治療に使うという方法が開発されました。
ただし、治療効果はあったものの、輸注する白血球数が多量だったために、患者の免疫細胞と不必要に反応して、正常組織を損傷するという副反応(GVHD)が起こり、この段階では次第に試みられなくなりました。
当院の免疫療法の原理
一方で、BCGによる結核予防と治療は1920年代に始まり、その接種を受けた方々にがんの発生が少ないこと、免疫力が増強することが明らかとなり、BCGはがんの治療にも応用されるようになりました。このBCG(の成分)を用いたがんの治療は、今日でも免疫(化学)療法の一つとして引き継がれています。
このような流れの中で、がん患者の多くは、処置を受けることなく死に至りましたが、白血病、悪性黒色腫などの患者に、がんが自然退縮する症例がありました。
当時、がん細胞を攻撃する細胞の多くがリンパ球であることが明らかになっていたことから、自然退縮(治癒)した患者から白血球を採取して、がん患者に輸注する療法が試され、大きな効果が得られたようです。
しかし、残念ながら自然退縮した患者の絶対数が少なかったことなどからこの療法は研究段階で終わりましたが、生体に備わる抗がん免疫能力を発見するきっかけにはなりました。
他方で、抗生剤が使われる以前は、(重症の)感染症患者に、健康人(同種)の末梢白血球を輸注する療法が広く行われていました。
これらの患者の中には、がんを患っていた人もあり、この処置によって、がんが退縮した症例も報告されました。
このような症例を踏まえて、健康人の白血球をがんの治療に使うという方法が開発されました。
ただし、治療効果はあったものの、輸注する白血球数が多量だったために、患者の免疫細胞と不必要に反応して、正常組織を損傷するという副反応(GVHD)が起こり、この段階では次第に試みられなくなりました。
内容精査中です
当院の免疫療法の原理
(Mechanism of Immunotherapy in our clinic)
1970年代に入ると、免疫学は分子生物学や細胞生物学の手法を取り入れた分子免疫学へと移行しました。
がん細胞やリンパ球系細胞の試験管培養が成功したことで、がんに対する白血球(リンパ球)輸注療法は再び、まずは欧米に始まり、次いで日本でも試されるようになりました。
当院の治療の実際
がん細胞やリンパ球系細胞の試験管培養が成功したことで、がんに対する白血球(リンパ球)輸注療法は再び、まずは欧米に始まり、次いで日本でも試されるようになりました。
・GVT (Graft versus Tumor) 効果
内容精査中です
当院の治療の実際
(Procedure of Immunotherapy in our clinic)
歴史ある安全性の高い点滴療法です
当院では、1970年代から国内で臨床応用されるようになった同種白血球輸注療法を、患者様の体質改善目的で提供しています。
これまでの臨床応用の結果、この療法は安全性が実際に確かめられています。
一例として、平成28年4月1日から平成30年3月31日までの間に29歳から86歳の男女延べ1119件、この療法を施行しておりますが、医学的処置を要する副作用0件(有害事象発生率0%)という結果が実証されています。

治療に使用する白血球
当クリニックの免疫リンパ球療法は、専門の技術者により クリニック内のラボにおいて 丁寧に抽出した新鮮な白血球を使用しています。白血球の種類
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好中球 身体中をパトロールしながら異物に対して対応する
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好酸球 アレルギーと関わる
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好塩基球 アレルギーとも関係あるが、寄生虫に対応
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Bリンパ球 病原体に対して抗体を作る
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Tリンパ球 ヘルパーT(司令官) キラーT(殺し屋)など
数種類のT細胞が、連携して病原体や癌と闘い粉砕 -

NK細胞 生まれつきの殺し屋
全身をパトロールし、単独で敵(癌やウイルスなどの病原体)を見つけ次第攻撃 -

単球 大きな貪食細胞
異物をパクパク食べて掃除するマクロファージと、その情報を伝える樹状細胞に変容する
点滴の所要時間
受付、問診、治療およびお会計を含めて約60分です。
点滴回数
4回を1セット(※1クール4回)として、※2~4週毎が原則です
- ※1クール終了後、続けるべきかどうかの判断は、検査結果やご実感、体調の変化などを考慮して決めていきます。
- ※間隔が一定していないのは、各人の病状によって異なるためです。
また、他の病院で治療をされている場合も、点滴間隔の調整がなされます。
◆同種白血球輸注療法は各患者さんに合わせ、ご予約いただいた2週間前から準備を始めさせていただく必要があります。そのためキャンセル・変更ができません。よって、確実に来院可能な日時をご予約願います。
〔※緊急入院等、やむを得ないご事情の際は、当院までお電話ください。度々のキャンセルやご自身に非がある急なキャンセルの場合、キャンセル料を申し受ける場合がございます。〕
〔※緊急入院等、やむを得ないご事情の際は、当院までお電話ください。度々のキャンセルやご自身に非がある急なキャンセルの場合、キャンセル料を申し受ける場合がございます。〕
注)
当院の同種白血球輸注療法は、病気の完全治癒を保証するものではなく、自分自身が病気を治すのを助けるものです。








